“プロバイオティクス(probiotics)”は、腸内フローラのバランスを改善することにより人に有益な作用をもたらす生きた微生物を指す。人間の腸内には400~500種類の腸内細菌が約100兆個存在しているが、その環境を整えることによる整腸作用や免疫調節機能が広く知られている。さらに、近年、腸内環境が人の脳機能にも影響するとの研究成果が報告されており、ストレス性精神疾患におけるプロバイオティクスの役割が注目されている。
本セミナーでは、プロバイオティクスを最前線でご研究されている先生方から、まず、腸内フローラについての基礎的な解説を行っていただく。また、特に、脳と腸の双方向的機能連関に関する研究をご紹介いただくとともに、創薬ターゲットとしてのプロバイオティクスについて議論したい。
平成28年7月9日(土)(14:00-16:00)
国際医療福祉大学(〒324-8501 栃木県大田原市北金丸2600-1)
O棟 1階 O103教室
武田 弘志(国際医療福祉大学 薬学部 学部長
大学院 薬学研究科 研究科長)
1,000円(学部学生は無料)※当日、受付にてお支払いください。
◾ こちらのフォームからお申し込みください
1)佐藤 直 先生
(株式会社ヤクルト本社中央研究所 基盤研究所 フローラ機能研究室 主任研究員)
腸内細菌叢の構成と機能
2)西田 憲生 先生
(徳島大学大学院 医歯薬学研究部 病態生理学分野 准教授)
腸脳相関をターゲットとした創薬に向けて
〒324-8501 栃木県大田原市北金丸2600-1
国際医療福祉大学 薬学部 薬理学分野
担当:辻 稔、宮川和也
TEL:0287-24-3489(辻)、0287-24-3530(宮川)、0287-24-3481(薬学部代表)
FAX:0287-24-3521
E-mail:134kanto-bukai@iuhw.ac.jp