第144回 日本薬理学会近畿部会

ご挨拶

部会長挨拶

日本薬理学会近畿部会会員の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
この度、2024 年 3 月 20 日(水、春分の日)に、第 144 回日本薬理学会近畿部会を大阪医科薬科大学 薬学部(阿武山キャンパス)にて開催させていただくことになりました。当日は、令和6年の学術評議員会・通常総会及び第17回江橋節郎賞、第39回学術奨励賞の授賞式と受賞講演もハイブリッド形式にて開催されます。伝統ある近畿部会の開催を担当させていただくことを大変光栄に存じますとともに、身の引き締まる思いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、人類を脅かしたCOVID-19パンデミックの発生から4年が経過しました。当初はCOVID-19の正体もつかめず、社会全体が恐怖に怯えるなか、大学においても学生の感染対策、教育活動の維持、授業配信の環境整備、オンライン教材の作成・整備など、これまで経験したことのない対応に迫られ、殊に研究活動や学会活動は一時停止せざるを得ない状況となりました。しかし、3年を経過して人類はこの苦難を克服し、COVID-19に打ち勝つmRNAワクチンやICTの日常活用など、多くのニューノーマルを獲得してきました。日本薬理学会近畿部会も、この名古屋-大阪-広島の一巡で、コロナ禍から回復できると確信しています。
近畿部会は薬理学会地方部会の中でも歴史と伝統のある、最も身近な学会です。また本部会中には、「令和6年学術評議員会・通常総会」及び「第17回江橋節郎賞」、「第39回学術奨励賞」の授賞式と受賞講演も行われます。是非、コロナ禍前の活気が取り戻せるよう、全国から一人でも多くの先生方のご参加と発表をお待ちしております。どうぞ幅広い領域から多くの演題を登録くださいますよう、お願い申し上げます。また、将来を担う若い研究者の方に活躍頂きたいと、学部学生や大学院生の発表を対象に優秀発表賞も企画しておりますので、奮ってご応募ください。
薬理研究者が一同に集い、交流を深めながら、最新の研究成果を発表し合う、活気に満ちた場になればと願っております。会員の先生方におかれましては、本近畿部会の開催にお力添えを賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

大野 行弘

第144回日本薬理学会近畿部会
部会長 大野 行弘(大阪医科薬科大学 薬学部 薬品作用解析学研究室)