第142回日本薬理学会関東部会

ご挨拶

第142回日本薬理学会関東部会
部会長 三枝 禎
(日本大学松戸歯学部薬理学講座 教授)


このたび第142回日本薬理学会関東部会を,2020(令和2)年6月6日(土)に千葉県市川市にあります山崎製パン総合クリエイションセンターにて開催させていただくこととなりました。東京を中心に行なわれる歴史的大イベントを間近に控え気忙しい時期かもしれませんが,皆様のご参加をお待ちしています。

本学会では特に若手研究者が経験を積めるよう,一般演題は口頭発表のほかポスター発表も受付けます。大学院生はもちろん,学部学生の研究成果発表の機会にもなることを期待しています。

顎顔面の発生学(大峡淳教授,新潟大)と呼吸器疾患における2型自然リンパ球の役割(茂呂和世教授,阪大院・理研)に関する特別講演を企画しました。いずれも本邦を代表する研究者による示唆に富んだ成果の報告で,皆様の研究のみならず教育のヒントとなることでしょう。また,学生・若手研究者のリサーチマインドの涵養に役立つと確信しています。

薬理学を身近に感じていただけるよう,市民公開講座を開講いたします。精神栄養学に関する複数の著書がある帝京大学医学部精神神経科学講座の功刀浩教授から『脳に良い食生活』についてご講演いただきます。心とからだの健康に役立つ話題についてクスリとの関わりも含めて科学的エビデンスに基づいて学べます。関東部会の皆様も遠慮なくご出席ください。

英語による研究成果発表の優れたテキストを出版していらっしゃるClive Langham教授(日大)がEnglish for Poster Presentationsと題したランチョンセミナーを行います。同じ時間帯に行う定例の学術評議員会へご出席の皆様には昼食を準備しますので,オンラインで申し込みをお願いします。 情報交換会(懇親会)は会場内のカフェテラスで開催しますので,どうかお気軽にご参加ください。

市川市は,東京から来ると千葉県の入口に位置しています。天平時代の創建と伝わる真間山弘法寺(ままさんぐほうじ)があり,多くの文人墨客と縁がある市川駅付近は「歴史と文学の街」を自負しています。

市民から親しまれている江戸川河畔にある本学会の会場は,市川で始まった山崎製パン様の創業の場所でもあるとのことです。 会場の最寄りの市川駅まで東京駅から総武線快速で18分。会場までは市川駅から徒歩15分ほど,京成本線の国府台駅からは徒歩5分ほどです。

なるべく多くの先生方と学生さんに参加していただき,充実した研究討論と交流のひと時を皆様と共に過ごせることを願っています。


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