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    <article_id>D-2-6</article_id>
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      <title_ja>非アルコール性脂肪性肝炎（NASH）の発症における脂質転移タンパク質STARD10の役割</title_ja> 
      <title_en></title_en> 
    </title>
    <author>
      <author_ja>〇伊藤 雅方<sup>1</sup>、大島 大輔<sup>1</sup>、冨田 太一郎<sup>1</sup>、三上 義礼<sup>1</sup>、赤羽 悟美<sup>1</sup></author_ja>
      <author_en><u>Masanori Ito</u><sup>1</sup>, Daisuke Ohshima<sup>1</sup>, Taichiro Tomida<sup>1</sup>, Yoshinori Mikami<sup>1</sup>, Satomi Adachi-Akahane<sup>1</sup></author_en>
    </author>
    <aff>
      <aff_ja><sup>1</sup>東邦大・医・生理・統合生理</aff_ja>
      <aff_en></aff_en>
    </aff>
  <abstract>肥満や糖尿病及び脂質異常症により肝細胞に中性脂肪が過剰に蓄積すると、脂肪滴が発達して脂肪肝を呈する。脂肪肝からさらに非アルコール性脂肪性肝炎（NASH）へ進行すると、肝硬変や肝細胞癌の発症リスクが高まることが知られている。脂肪滴は中性脂肪を内部に含み、表面は主としてホスファチジルコリンからなる単層膜で覆われている。STARD10（StAR related lipid transfer domain containing 10）は、<i>in vitro</i>実験でホスファチジルコリンの転移活性を示すことが報告されているが、その機能的役割は不明である。我々は、<i>Stard10</i>遺伝子欠損（<i>Stard10</i><sup><i>-/-</i></sup>）マウスを用いた研究から、STARD10が肝臓に高発現しており、PPARαの遺伝子発現制御を介して胆汁酸代謝に関与していることを報告してきた。さらに、STARD10が肝細胞における脂肪滴サイズの制御を担っており、高脂肪食負荷による肝臓への脂肪蓄積の程度が野生型マウスと比較して<i>Stard10</i><sup>-/-</sup>マウスにおいて有意に低いことを見出した。そこで、NASH発症におけるSTARD10の役割を明らかにすることを目的として、コリン欠乏食（CDAA） 負荷によるNASHの発症過程を、<i>Stard10</i><sup><i>-/-</i></sup>マウスと野生型マウスとで比較検討した。CDAA負荷により、体重変化に差はなかったが、肝臓の組織重量の増加率は野生型マウスに比べて<i>Stard10</i><sup>-/-</sup>マウスで有意に低かった。肝細胞における脂肪滴の大きさは、野生型マウスに比べて<i>Stard10</i><sup>-/-</sup>マウスで有意に小さかった。さらに、炎症性サイトカインIL-1β（<i>Il1b</i>）やTNF-α（<i>Tnfa</i>）及び線維化マーカーの肝臓における遺伝子発現上昇の程度は、野生型マウスに比べて<i>Stard10</i><sup><i>-/-</i></sup>マウスにおいて著明に低かった。また、CDAA負荷により野生型マウス肝臓においてF4/80陽性Kupffer細胞の数が増加したのに対し、<i>Stard10</i><sup><i>-/-</i></sup>マウスではそれらの増加が認められなかった。一方、qRT-PCR解析を行ったところ、Kupffer細胞にSTARD10は発現していなかった。以上の結果から、STARD10は肝細胞における脂肪蓄積を促進し、Kupffer細胞の活性化及びIL-1βやTNFαの産生誘導を介してNASHの進行に関与することが明らかになった。</abstract> </article>